引きこもりの兄貴
引きこもりの兄貴が居ます。小学校もあんまり行っていなかったのですが、本格的に引きこもりだしたのが中学校に入ってからで、そこから15年ほどずっと引きこもっています。
僕はコミュ障の人見知りなんですが、兄貴はそれよりももっと重いコミュ障の人見知りで、家族以外の人に会うと顔面が硬直して目が泳ぎだし一言も発さなくなります。
ただ、自分と関わりが無く接点もないようなスーパーだったり飲食店などはその時の心理状態によりますが、積極的に出かけたりしています。要するに自分に注目が集まるのがイヤみたいです。
弟もその気持ち分かります。
父ちゃんが倒れる前の兄貴の日常は、ずっとベッドに横になってスマホを弄り(スマホ依存になる可能性があるので買わなくていいと言ったのですが、それじゃ可哀想だと父ちゃんが買い与え案の定スマホ依存症になりました)一日が終わっていきます。
そして父ちゃんに似たのか母ちゃんに対して高圧的な態度で接しています。(今もですが)
父ちゃんが倒れた後は、依然としてスマホは手放さないのですが、父ちゃんが歩くときに倒れないように横で付き添ったり、夜寝るときに父ちゃんのサポートをしたりなど多少なりとも役に立っています。
父ちゃんも自分の身体以上に兄貴の将来を心配しており、家族も兄貴と向かい合いながら、一歩一歩悩みながら前進しています!
兄貴が一日も早く人と関われるように祈りながら終わります。