脳出血で倒れてようやく我が家に帰ってきた父ちゃん
介護ベッドもポータブルトイレも手すりも用意していよいよ父ちゃんが自宅に帰ってきました。
今まで病院とリハビリ施設で訓練を頑張っていた父ちゃんはどれほど歩けるようになったのか期待と不安が入り交じる感情で退院の日を待ち侘びていたのですが、期待が大きかった分、杖を使っておぼつかない足取りで歩く父ちゃんに勝手にガックリしてしまいました。左手もちょっとしか動かせません。
倒れる前は威勢が良く威張っていた父ちゃんですが、今は隣で見張っていないといつ倒れてもおかしくないほど危ない感じで杖を使いながらヨタヨタと歩く、以前とは比べものにならないぐらい寂しい背中になってしまいました。
身体はダメでも相変わらず口はうるさいですが、以前のように朝から晩までマシンガントークを繰り返すほどでは無いです。
また、我が家は段差の多い古民家なので勝手に一人で歩かれて倒れてしまわないか心配になるほど左足の可動域が狭いです。やっぱり脳へのダメージが大きい事を実感しました。
食事も左の顔の筋肉があまり動かないのかご飯やおかずをやたらとポロポロこぼしてしまいます。
トイレもベッドの横に設置したポータブルトイレを使わずに自ら水洗トイレまで歩いて用を足します。せっかくならポータブルトイレを使ってほしい所ですが、本人は頑なに拒否しトイレまで歩いて向かいます。
24時間見張っているわけにもいかないので、出来る事なら近場で済ませて欲しい所ですが、本人の意思を尊重して毎回水洗トイレまで同行しています。
今までとは違った生活が始まると思いますが、父ちゃんの様子を注視しながら生活していきます。