遂にビールを飲んだ父ちゃん
僕は現場に居なかったので分からなかったのですが。1年前に脳卒中で倒れた父ちゃんが、目を離した隙にビールを飲みました。あれほどダメだと強く言ったのにも関わらず飲んでしまいました。
普段は杖を使っておぼつかない足取りで歩く父ちゃんで、誰かが傍らにいないと危険なほどフラフラです。左の手と足がマヒしています。
そんな父ちゃんでも冷蔵庫まで一人で歩いて行って(父ちゃん以外は誰もビールを飲まないので、冷蔵庫には1年前に飲むはずだったビールが放置されています。)キンキンに冷えたビールを取りに行ったみたいです。
家に帰ったら父ちゃんは既にスヤスヤ介護ベッドで気持ち良さそうに眠っていました。そんな父ちゃんの顔を覗いたら顔を真っ赤かにしていました。分かりやすい体質です。
で、気持ち良さそうに眠っていた父ちゃんが目を覚ますと自慢げに言ってきました。「俺1年ぶりに飲んでやったよ。上手かったなあ~」と嬉しそうな表情で。
その後もビールが飲みたいと叫ぶ父ちゃん。お酒とタバコの異常摂取によって倒れたにも関わらず、それでもガマン出来ずに飲んでしまうお酒の魔力は凄まじいモノです。