イヤそうな母ちゃんの顔
7月に脳内出血で倒れた父ちゃんが8ヶ月の入院生活を終えて、リハビリ施設に通いようやく1週間後の今日にも自宅に戻り生活します。
父ちゃんの身体の状態は、左腕の親指が辛うじて動く程度で、左足は装具を付けてリハビリを行い、ようやく一歩一歩かみ締めて歩けるようになりました。
そんな父ちゃんは、退院日が決った瞬間やっと帰れると喜びを爆発させていましたが、喜びに浸る父ちゃんとは対照的に母ちゃんはかなりイヤそうな顔をしています。
母ちゃんに「もう少しで父ちゃんが帰ってくるね!」と話掛けると全力で首を横に振りイヤイヤな顔で拒絶します。心の底から父ちゃんが嫌いなんだなぁと言う事が、言葉には発さなくても顔の表情から読み取れます。
母ちゃんが嫌がるのは十分理解出来ますが、今まで家計を支えた父ちゃんを思うと気の毒に思いますが、それよりも父ちゃんが行った数々の悪行を考えれば、母ちゃんの反応が妥当なのかも知れません。
ここまで育ててもらった恩義は感じるものの、僕自身も父ちゃんはあまり好きでは無く帰ってこなくてもイイかなぁとたまに考えたりもします。
そんなこんなで初めて家族で味わう介護生活に不安が付きまといますが、帰ってきてから考えるしか無さそうです。
でも、こんなに早く介護をしなければならないとは思ってもいませんでしたね。もうちょっと先の事なんじゃないかなぁと他人事のようにテレビを観ていました。いつどうなるかなんて分からないものです。
まぁでも、デイサービスを利用しながらストレスが溜まらないように、口うるさい父ちゃんと向き合っていかなければならないなぁとは思います。